レコード雑談① GSの再発シングルはどのくらいあるのか?

レコード屋やネットオークションを覗くと、たまにGSの再発盤を見かける。超有名曲からマイナーなものまで色々な再発盤を見かけるが、それらの再発盤は一体どのくらいあるのだろう… この疑問を解決するために、情報をまとめる事にしました。 ここにおけるGSの…

最悪邦題を抱きしめよう:Vampire Weekend  「吸血鬼大集合!」

いきなり始まりそしていきなり終わる予感のある新コーナー、最悪邦題を抱きしめようのお時間です。記念すべき第一回はアメリカの名門大学からポロシャツを着て世界に飛び立ったバンド、ヴァンパイア・ウィークエンドのデビューアルバム"Vampire Weekend"の邦…

ビートルズ最後の曲を聴いてみて

出ましたねとうとう!アンソロジー期から存在が噂されていた「ビートルズの」Now and Then! いやあビートルズのロストメディアの一つだったのにまさか日の目を見るとは・・・。感慨深いですねぇ。しかも歌詞が「今もこれからも/君がいないことを哀しく思う/…

ザ・ガリバース ”赤毛のメリー”

今回レビューするシングルは、ザ・ガリバースの「赤毛のメリー/ダークな瞳」です。

カバー版探訪② シルバー仮面

我が家には、東芝レコード、ビクターレコ-ド、コロムビアレコードから発売されたレコードがあり、それぞれ別の音源となっている。 〈東芝版〉歌:ハニー・ナイツ 柴俊夫(故郷は地球 のみ) 【故郷は地球】 テレビのオープニングに「主題歌 東芝レコード」…

GSの7インチコンピ盤について

FS-3014 「モナリザの微笑み グループ・サウンズ・ベスト・ヒット」 A面 1.モナリザの微笑み(ザ・カーナビーツ) 2.青空のある限り(ザ・カーナビーツ) B面 1.北国の二人(ザ・ジャガーズ) 2.バラ色の雲(ザ・サベージ) このコンピ盤の特徴は、…

ザ・ジャングメン "風鈴峡" レビュー

1. 「春風のハイキング」 ス:昭和のファミリー向けアニメのような明るいのんきな雰囲気がある短い曲だ。しかし、段々とリズムがぎこちなくなっていく電子ピアノ、まるで一人だけ洞窟の中にいるかのようなリバーブのかかったドラム、そして投げやりな音のベー…

Zamok Lucie "we all hate you zamok lucie" レビュー

asteriskrecords.bandcamp.com 今回のアルバムレビューは、Zamok Lucie の we all hate you zamok lucieです。 Ryougokuと信乃の二人で、聴いて感じた事などを書き連ねていきます。 1.jungmann R:シンプルなベースライン、透き通ったシンセのコード。無駄…

ラ・シャロレーズ ”うわさの二人”

品番:PS-3050 発売:1969年?月?日 ラ・シャロレーズは、北海道札幌市でメインに活動していたバンドで、このレコードは北海道内で1969年に販売されたらしいです。私の所有する盤も札幌のリサイクルショップでジャンクレコードの入ったエサ箱から見つけたも…

カバー版探訪① 帰ってきたウルトラマン

今回は帰ってきたウルトラマンの主題歌、「帰ってきたウルトラマン」についてです。 帰ってきたウルトラマンの各種カバー版については Wikipedia 等で詳しく言及されているため、あまり深くは入らず、私の所有するレコード音源3種を聴いて思ったことなどを書…

カバーバージョンの宝庫!テレビマンガ大行進

ジャケットや歌詞カードにはレオやチョビンなどの写真が使われていますが、中身は殆んどオリジナル歌手の音源が無く、カバー版ばかり。当時これを買った子供はテレビと明らかに違う曲達にがっかりしたかもしれないですが、マニアにはちょっと珍しい音源が聴…

ザ・バロネッツ ”サロマの秘密”

今回はザ・バロネッツの1stシングル「サロマの秘密」のレビューです。 北海道北東にある湖 ”サロマ湖” を舞台としたバラードです。

アルバム一言レビュー1月号

色々忙しくてちゃんとした記事が書けないという言い訳の下、最近聴いたアルバムを一言くらいでレビューする記事です。点数はつかないですし、もしかすると今後ちゃんとレビューすることがあるアルバムも入っているかもしれないですが、まあどうにかしてけろ…

アウト・キャスト ”愛なき夜明け” レビュー

品番:SN-608 発売:1968年1月10日 このレコードは、アウト・キャストの5枚目で、1968年3月の解散前最後のシングル。解散後すぐに1名を除き別のメンバーで再結成され、1枚シングルをリリースしている。シングルリリースの順番は以下の通りとなっている。 1…

ファンキー・プリンス ”おやすみ大阪” レビュー

品番:SV-843 発売:1969年5月 ファンキー・プリンスは、1968年3月というGSブームの絶頂期に結成されたバンドで、「ナンバ一番」に出演し人気となり、69年5月にこの「おやすみ大阪」でデビューしました。 この「ナンバ一番」というのは、当時大阪で最も力の…

アナログレコードどうすりゃいいの? ~保管編~

持っているCDが危険なまでの劣化をし始めショックを受けたスコット、そんなバカタレスコットがアナログ盤についての質問を室伏広治の勢いで投げつける企画最終段。今回はアナログ盤の保管について、レコード収集が趣味な信乃さんに回答してもらいました。 Q1…

アナログレコードどうすりゃいいの? ~音質編~

JALの機内で貰えるイヤホンを使用していた時期もあった音質に全く興味のないスコットが、アナログ盤についての疑問をマッハ2でぶつける企画第二段。今回も回答役はレコードコレクターかつGSマイスターの信乃さんです。 Q1 カラー/ピクチャー盤と普通の黒いの…

アナログレコードどうすりゃいいの? ~収集編~

アナログ盤について回ることくらいしか知らないアホタレノービススコットがレコードコレクターの信乃に初心者にありがちな気のする質問をぶつけるコーナーです。 Q1 レコードの平均的な価値ってどう知ればいいの? レコード屋が付けてる価格やヤフオクの落札…

4.9.1. "ウォーキン・ザ・バルコニー" レビュー

品番:HIT-1010 発売:1967年7月 このレコードは、4.9.1.の3枚目のシングルだ。よんきゅういちと書いて「フォー・ナイン・エース」と読む。 GSのシングルは、作家が作った曲をGSが歌う場合も少なくないが、このバンドのシングル曲はオリジナルが多い。このレ…

さよならポニーテール "空も飛べるはず/ビアンカ/恋するスポーツ" レビュー

さよならポニーテールのメジャーデビューシングルには、夏っぽくて爽やかでどこか懐かしく甘酸っぱいという、グループのサウンドの特徴を存分に発揮させた4曲が詰まっている。 [A面:空も飛べるはず] スピッツの同名曲のカバーであり、フジテレビ系列のアニメ…

ザ・ダーツ ”ケメ子の歌” レビュー

今回は昭和43年の大ヒット ザ・ダーツというGSのデビュー曲「ケメ子の歌」です。

相対性理論 "ハイファイ新書" レビュー

このアルバムはスムースなロックとダンサブルなリズム、そして電波的な歌詞の融合したユニークでありながら聴きやすくハマりやすいアルバムだ。 このアルバムの音は素晴らしい。「テレ東」におけるザ・スミスのジョニー・マーを思わせる流れるようなギター、「…

ザ・リンクス ”走れSLC57” レビュー

今回は「走れ!SLC57」について です。

ザ・スパイダース ”ザ・スパイダースの大進撃” レビュー

このレコードは、ザ・スパイダースの2作目の主演映画「ザ・スパイバースの大進撃」のサントラ盤で、EP2枚によって構成されている。1作目の主演映画「ザ・スパイダースのゴー・ゴー向こう見ず作戦」の主題歌は、シングルレコードとして発売されたが、それに対…

お休み期間によく聴いた曲

スコット Underworldの"Slow Slippy"・・・"Born Slippy (Nuxx)"をスローにしたかなり緊迫感の溢れるリミックスでかなり好き。 Jakeyの"DRIVE OFF A BRIDGE"・・・グランツーリスモのカウントダウンをサンプリングしただけでも大好きだったんですがフルバージョン…

タイアップラップソングの世界:アダムス・ファミリーとラップキャリアの終焉

(この記事のアイデアはYouTubeで活躍するレビュアーTodd in the Shadowsにインスパイアされたものです) アダムス・ファミリーを覚えている人は多いでしょう。当時観たという人も、レンタルやテレビでの放映で観たという人も、この映画にいい思い出を持ってい…

ゲーム系ラップソングの世界:ファーストパーティの場合

なぜかはわかりませんがゲームのCMでラップソングを使ってヒップでラディカルでクールに見せようとするのは、ゲーム機を作る最大手たちもやっちゃうことみたいですね。今回はアメリカから日本、ブラジルからフィンランドまで、世界中の事例を見ていきます。 …

奈美悦子 ”愛しているから” レビュー

SV-652 1967年発売 今回は「愛しているから」を取り上げます。 【A面:愛しているから】 作詞:茜礼子 作編曲:島田タカホ 当時の王道的歌謡曲とは異なった曲調で、なかなか個性的な楽曲です。奈美悦子のアイドル的魅力を上手く引き出していて、色っぽさも出…

For Sure "Always Busy - Single" レビュー

ニューヨークのインディバンドFor Sureのシングル"Always Busy"は、ロック色を残しながらも安らかなサウンドがいいものである。 [A面 "Always Busy"] 初期Weezerのような、歪みつつもメロディアスなギターを中心に置いた曲だ。ヴァースでのボーカルは浮遊感…

Bloc Party "A Weekend in the City" レビュー

このアルバムは陰鬱なロマンチシズムを、インディロック的でありながら大人らしい繊細さを持つ音で描いた素晴らしいアルバムだ。 このアルバムの根底にある音は、まぎれもなくインディロックだ。"Song For Clay (Dissapear Here)"や"Hunting For Witches"で…