MARK KING "INFLUENCES" レビュー
このブログをご覧の皆様、おはようございます!こんにちは!こんばんは!音楽業界での挨拶は一日中おはようございますなので、おはようございます!!
はじめまして!33回転倶楽部です。よろしくお願いいたします。このブログでは主にRyogokuとスコットの2人が、様々な音楽を紹介、共有していきます。初回はRyogokuが担当させて頂きます!
さっそくですが、僕のお気に入りのアルバムを1枚紹介したいと思います。
INFLUENCES/MARK KING
1984年7月リリース
Level42のベースボーカルとして有名なマーク・キング氏のソロデビューアルバムです。当時Level42全盛期であり、メンバーがレコーディングに参加しています。
それでは簡単に収録曲の紹介をしていきます。
1. The Essential
このアルバムの収録曲は5曲です。一般的なアルバムと比べると少ないですね。その理由はこの1曲目が18分32秒もあるからです。この曲は7つのセクションに分かれており(僕にはそう聴えました)、実際に聴いていると飽きることなく何曲か続けて聴いている感覚です。後半セクションの怒涛のマシンガンスラップと速弾きは一番の聴きどころです。これぞマーク・キング氏のプレイ!!思わず拍手してしまいます。ベースソロのスラップフレーズは2001年のLevel 42ライブでのMr.Pinkのソロと似ています。こちらの動画もぜひご覧ください。
2. Clocks Go Forward
1曲目はインスト曲だったのに対し、こちらは歌ものです。イントロから美しいコーラスが入り、流れるような大人しい雰囲気の曲です。正直、この曲はLevel42色が強いです。マーク・キング氏の歌声とベース、Prophet-5(有名なアナログシンセサイザー)のサウンドはまさにLevel42...
3. I Feel Free
曲名に見覚えにある方もいるのではないでしょうか。そうです!あのCreamの名曲のカヴァーです。オリジナルを尊重しているのが良くわかります。ボディーは残しつつ再塗装した感じでしょうか。個人的にはこの曲はギターに注目して欲しいです。後半のギターソロは圧巻で、曲全体をまとめ上げています。ぜひCreamの方と聴き比べてみてください。
4. Pictures On The Wall
グルーヴィーなダンスミュージックといった感じの曲です。聴いていると体が勝手に踊り出します。最初に聴いた時、Level42のSomething About Youに似ているなと感じました。聴き比べるとそこまで似ていないのですが、同じ人が歌うと雰囲気は似るものですね。ダンスミュージックといえばベースを聴かないと始まりません!ほぼ同じフレーズの繰り返しなのですが、曲の雰囲気を決定付ける中枢的存在なので注目してもらいたいです。
5. There is a Dog
このアルバム唯一のアコースティックサウンドの曲です。チック・コリアのスペインのような雰囲気があります。僕がこの5曲の中で特に好きな曲です。テンポが早く緊張感の張り詰めた空気が音源越しに伝わってきます。まさにスリル スピード テクニック※です。そして何と言っても各楽器のソロ回しが一番の聴きどころでしょう。テクニックのぶつかり合いといった感じでしょうか、魂のこもった演奏を聴くことができます。
※スリル スピード テクニック ~ フュージョングループCASIOPEAの初期に使われていたキャッチフレーズ
まとめ
このアルバムは正直マニアックだと思います。そもそもLevel42自体が日本ではあまりメジャーではなく、ちゃんと曲を聴いたことのある人は少ないと思います。この隠れた名盤をもっと知ってもらいたく思い、紹介させて頂きました。
このアルバムに点数を付けるなら10点満点中10点!!フュージョンや80年代のポップスが好きな方におすすめします!
お読みいただきありがとうございました。これからさらに色々な曲を紹介していきます。よろしくお願いいたします。
Ryogoku