2010年代
さよならポニーテールのメジャーデビューシングルには、夏っぽくて爽やかでどこか懐かしく甘酸っぱいという、グループのサウンドの特徴を存分に発揮させた4曲が詰まっている。 [A面:空も飛べるはず] スピッツの同名曲のカバーであり、フジテレビ系列のアニメ…
ニューヨークのインディバンドFor Sureのシングル"Always Busy"は、ロック色を残しながらも安らかなサウンドがいいものである。 [A面 "Always Busy"] 初期Weezerのような、歪みつつもメロディアスなギターを中心に置いた曲だ。ヴァースでのボーカルは浮遊感…
このデビューアルバムはキャッチーかつポップであるが残念な点も多く見受けられるアルバムであった。 このアルバムの良かったと思う点は、全体的にポップで、それでいて爽やかなロックぽさもあることだ。"バイ・バイ・ブラックボード"のスムーズなリフや"AED…
謎のアーティストBlarfのデビューアルバムは攻撃的かつコミカルでありながらも、サンプルを基盤にした音楽の新たな境地を見せてくれるアルバムだ。 このアルバムは全く真面目なものではない。それは一曲目の"Badass Bullshit Benjamin Buttons Butthole Assa…
Green Dayの12枚目のアルバムは、彼らの作曲能力の高さと2010年代のロックの悪さが化学反応を起こし生まれた凡庸なアルバムだ。 収録曲のほとんどは悪くはないロックソングだ。確実にいい曲だと言えるのは"Bang Bang","Revolution Radio",そして"Still Breat…
デトロイト出身のバンドChuckの2019年のEP”Chuck”はダイヤモンドのような輝きを持つジャズ、ヒップホップ、そしてポップの融合だ。 このEPは5曲入りという短さでありながらバンドとしての才能を感じさせる一枚である。"Flavortown"や"In the Morning"での独…