2022-01-01から1年間の記事一覧
品番:HIT-1010 発売:1967年7月 このレコードは、4.9.1.の3枚目のシングルだ。よんきゅういちと書いて「フォー・ナイン・エース」と読む。 GSのシングルは、作家が作った曲をGSが歌う場合も少なくないが、このバンドのシングル曲はオリジナルが多い。このレ…
さよならポニーテールのメジャーデビューシングルには、夏っぽくて爽やかでどこか懐かしく甘酸っぱいという、グループのサウンドの特徴を存分に発揮させた4曲が詰まっている。 [A面:空も飛べるはず] スピッツの同名曲のカバーであり、フジテレビ系列のアニメ…
今回は昭和43年の大ヒット ザ・ダーツというGSのデビュー曲「ケメ子の歌」です。
このアルバムはスムースなロックとダンサブルなリズム、そして電波的な歌詞の融合したユニークでありながら聴きやすくハマりやすいアルバムだ。 このアルバムの音は素晴らしい。「テレ東」におけるザ・スミスのジョニー・マーを思わせる流れるようなギター、「…
今回は「走れ!SLC57」について です。
このレコードは、ザ・スパイダースの2作目の主演映画「ザ・スパイバースの大進撃」のサントラ盤で、EP2枚によって構成されている。1作目の主演映画「ザ・スパイダースのゴー・ゴー向こう見ず作戦」の主題歌は、シングルレコードとして発売されたが、それに対…
スコット Underworldの"Slow Slippy"・・・"Born Slippy (Nuxx)"をスローにしたかなり緊迫感の溢れるリミックスでかなり好き。 Jakeyの"DRIVE OFF A BRIDGE"・・・グランツーリスモのカウントダウンをサンプリングしただけでも大好きだったんですがフルバージョン…
(この記事のアイデアはYouTubeで活躍するレビュアーTodd in the Shadowsにインスパイアされたものです) アダムス・ファミリーを覚えている人は多いでしょう。当時観たという人も、レンタルやテレビでの放映で観たという人も、この映画にいい思い出を持ってい…
なぜかはわかりませんがゲームのCMでラップソングを使ってヒップでラディカルでクールに見せようとするのは、ゲーム機を作る最大手たちもやっちゃうことみたいですね。今回はアメリカから日本、ブラジルからフィンランドまで、世界中の事例を見ていきます。 …
SV-652 1967年発売 今回は「愛しているから」を取り上げます。 【A面:愛しているから】 作詞:茜礼子 作編曲:島田タカホ 当時の王道的歌謡曲とは異なった曲調で、なかなか個性的な楽曲です。奈美悦子のアイドル的魅力を上手く引き出していて、色っぽさも出…
ニューヨークのインディバンドFor Sureのシングル"Always Busy"は、ロック色を残しながらも安らかなサウンドがいいものである。 [A面 "Always Busy"] 初期Weezerのような、歪みつつもメロディアスなギターを中心に置いた曲だ。ヴァースでのボーカルは浮遊感…
このアルバムは陰鬱なロマンチシズムを、インディロック的でありながら大人らしい繊細さを持つ音で描いた素晴らしいアルバムだ。 このアルバムの根底にある音は、まぎれもなくインディロックだ。"Song For Clay (Dissapear Here)"や"Hunting For Witches"で…
SV-821 1969年4月5日発売 今回は「遊びつかれた帰り道」を取り上げます。 このシングルレコードは、チコとビーグルスの2枚目のシングルです。 【A面:遊びつかれた帰り道】 作詞:藤本義一 作曲:奥村英夫 編曲:寺岡真三 前作の「帰り道は遠かった」と同様…
このアルバムはダークでムーディな音と力強いサビを兼ね備えた、完璧とは言えなくとも素晴らしいロックアルバムである。 このアルバムの長所はその音だろう。80年代らしいビックなドラムと、クリーンでこれまたビッグなギター、そしてその中でも存在感を保つ…
80年代にメインストリームになり現在まで人気が右肩上がりのものと言えば、ビデオゲームとラップだろう。その2つが交錯した瞬間も、たくさん見てきたはずだ。アメリカの大手ラップレーベルDef Jamが、これまた大手のゲームパブリッシャーのEAとコラボしつく…
Van Halenの代表作とも言えるこのアルバムはポップでキャッチーでイカしたロックアルバムだ。 このアルバムはとてもポップだ。"Panama"や"Hot For Teacher"など、シンプルかつ心を掴むロックソングは80年代だけでなくロック史のなかでも最上級のものだ。どの…
【ブログ紹介】 3人が好き~な感じのアルバムだったりシングルだったりをレビューしたり、音楽について語り合ったりするブログです。毎日午後五時に投稿します。内容は、基本アルバムやシングルのレビューで、火曜は対談、木曜は雑談などを行なう予定です。 …
グラスゴーのギークロック系バンドのデビュー作は、歪んだ音を掻き鳴らすインディーロックを名前負けしないポップさで彩った素晴らしい作品だ。 このアルバムの曲はとてもポップだ。最初の"Siamese"における声の掛け合いから"Kernel"の"Doo-do-doo-do-doo"と…
SDR-1354 1968年6月5日発売 今回は「赤い夕日」を取り上げます。 【A面:赤い夕日】 作詞:水木かおる 作曲:城美好 補作曲:彩木雅夫 編曲:森岡賢一郎 チープな電子オルガン、こもったドラムとベース、GS風なエレキギターなどガレージロック的な魅力をもっ…
このアルバムはジャンルの垣根を越える実験的な音とポップなメロディを兼ね備えた唯一無二の名盤だ このアルバムはジャンルに縛られない。もちろん根底にあるのはダンス/エレクトロであるし、当時のクラブシーンを反映したサウンドでもあるが、聴いてみれば…
SAS-1127 1968年6月発売 今回は、未公開映画のサントラ盤 ”青春通り” を取り上げます。 東京映画・東宝配給作品「大都会の恋人たち」の挿入歌のレコードです。このレコードは、小ヒットしたものの、この2曲が使われるはずの映画は、制作中止となり、結局公開…
このアルバムは、ドロドロと渦を巻く感情をアグレッシブかつメランコリックに表現した素晴らしいアルバムだ。 このアルバムはいい意味でとても感情的だ。怒りや葛藤や喜びといったものが随所に表れているのは、このアルバムを一聴すればすぐにわかるだろう。…
オカルトロックの先駆者的存在であるこのアルバムは、悪魔崇拝のテーマとキャッチーな曲作りが融合した、60年代ロックの隠れた名盤である。 このアルバムには、暗くオカルティックな雰囲気が立ち込めている。それは"Black Sabbath"や"Choke, Thirst, Die"、"…
1つのテーマをもとに、楽曲を1人2曲選び、その曲について3人で語り合う企画を始めました。 今回のテーマは「日本の地名が入った楽曲」です。 1曲目:Air「Alone in Kyoto」スコット選曲 R:気づいちゃったんだけどさ、最後の方ずっと海の音だったじゃん。 …
サックス奏者Tom Scottのデビューアルバムは良くも悪くも60年代感溢れる、スムーズなジャズアルバムだ。 このアルバムの評価はかなり難しい。というのもほとんどの楽曲がカバーだからだ。しかし確実に伝わってくるのはTom Scottの演奏能力の高さだろう。若々…
このアルバムはキャッチーで聴いていて楽しい曲が多いものの、耳には残りづらいところが残念なアルバムである。 サードウェイブスカとバンドどちらもを代表するアルバムであり、このバンドが"The Impression That I Get"だけの一発屋でないことをしっかりと…
1985年6月15日、はっぴいえんど一夜限りの再結成ライブ。当時メンバー4人それぞれがミュージシャン、作詞家、作曲家として成功しており、多くの期待を背負ってのライブだった。その音源がこのアルバムに収められている。 1985年9月5日リリース。はっぴいえ…
このデビューアルバムはキャッチーかつポップであるが残念な点も多く見受けられるアルバムであった。 このアルバムの良かったと思う点は、全体的にポップで、それでいて爽やかなロックぽさもあることだ。"バイ・バイ・ブラックボード"のスムーズなリフや"AED…
VP-3 1967年11月10日 【概説】 1967年、日本ビクターは、同時期に3つのグループを売り出しました。そのグループは、ザ・モップス、ザ・ダイナマイツ、そして今回取り上げるザ・サニー・ファイブです。モップスとダイナマイツが不良的、不健全なイメージだっ…
ノルウェー出身のRöyksoppのデビューアルバムは、タイトでファンキーかつお洒落で幻想的なダンスアルバムだ。 このアルバムはとてもいいダンスアルバムだ。跳ねるようなリズムの"Eple"から静かでメランコリックな"Sparks"まで、収録曲すべてが、身体が勝手に…