GSの7インチコンピ盤について
FS-3014 「モナリザの微笑み グループ・サウンズ・ベスト・ヒット」
2.青空のある限り(ザ・カーナビーツ)
B面 1.北国の二人(ザ・ジャガーズ)
2.バラ色の雲(ザ・サベージ)
このコンピ盤の特徴は、フィリップス以外のレコード会社のGSのヒット曲をフィリップスの所属GSがカバーした曲により構成されているという点です。タイガース、ワイルドワンズ、ブルーコメッツ、ヴィレッジ・シンガーズのヒット曲を3組のGSが分担してカバーしています。
特に印象的な曲は「青空のある限り」で、原曲ほど洗練されてはいませんが、荒く激しい演奏と臼井啓吉氏のクールな歌声が良く合わさっていて魅力的です。「花の首飾り」は、アイ高野氏の高く美しい歌声が堪能できます。カーナビーツは実力の高いバンドだったんだなあと再認識させられました。ぶっきらぼうな「バラ色の雲」や、意外と違和感のない「北国の二人」は、やや印象が薄いです。
SS-244「テレビ主題歌集」
A面 1.でっかい青春(布施明)
2.愛の子守唄(竜雷太)
B面 1.太陽野郎(寺内タケシとバニーズ)
2.ワイオミングの兄弟(シャープ・ホークス)
このコンピ盤は、大手レコード会社にはよくある普通のテレビ主題歌集です。シングルヒット曲の「太陽野郎」とLP収録曲の「ワイオミングの兄弟」が入っています。音源的には特に珍しくもなく音質もやや悪いですが、破った写真を張り付けた感じのジャケットのデザインは魅力があると思います。
NDS 46「SANYO SOLID STATE STEREO」
ステレオに付いてくる試聴盤で、GSと無関係っぽいジャケットですが、ザ・フィンガーズの「ウィンディ」が聴けます。
ジャケット裏のグループ名の表記を見ると「フィンガース」だったり「フィンガーズ」だったりで、どっちだよと突っ込みたくなります。
多分、フィンガーズのレコードで最も安く買えるので(100円から50円くらい)、GSレコード収集の入門には丁度良いと思います。